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子供の医学:は行 子供の医学辞典

はしか(麻疹)

はしか(麻疹)とは

はしか(麻疹)の症状
初めはかぜの症状と区別がつきませんが、口の中に白いぶつぶつ(コプリック斑)でができます。

いったん熱が下がって再び上がり、額や耳の後ろから赤い発疹が出始め、胸、顔、背、腹、手足と全身に広がります。

発疹が出てから、数日熱が続き、熱が下がるとともに発疹が消え始めます。発疹が完全に消えるには1ヵ月ちかくかかります。

合併症があり注意が必要です。中耳炎や肺炎、急性肺炎を合併すると命にかかわることもあります。

ごくまれですが、はしかにかかったあとに亜急性硬化性全脳炎になることがあります。忘れっぽくなったり、言語不明瞭、けいれんや運動障害などの症状が見られ、命にかかわることもあります。

プール熱(咽頭結膜熱)

プール熱(咽頭結膜熱)とは

プール熱の症状
高熱とのどの痛み、目の充血や目やになどの結膜炎の症状があらわれます。
目やにの多さに気づくこともあります。熱は3〜4日続き、他の症状は1週間ほどで治ります。

全身もだるく、関節痛、頭痛、腹痛、下痢を起こす子もいます。

ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナとは

ヘルパンギーナの症状
夏かぜの一種です。
急に39度前後の熱が出て、のどの痛みを訴えます。のどの奥に赤い小さな水ほうができます。つばを飲むと痛いためよだれがふえます。

機嫌が悪くなり、食欲が低下します。頭痛や腹痛、嘔吐の症状が出ることもあります。

百日ぜき

百日ぜきとは

百日ぜきの症状
かぜのひき始めのように、咳やくしゃみ、鼻水で始まります。発熱は見られませんが、次第に咳がひどくなり、夜に激しく咳込むようになります。

1〜2週間すると、百日ぜき特有の咳が出ます。立て続けに激しく咳込み、最後には息をヒューと吸い込む音がします。咳とともに嘔吐や粘り気のある透明の痰が出たり、呼吸困難を起こすことがあります。

6ヶ月以下の乳児は、この特徴的な咳がなく、息が詰まったようになり、突然無呼吸に発作を起こし命にかかわることもあります。

風疹(三日ばしか)

風疹(三日ばしか)とは

風疹(三日ばしか)の症状
はしかに似ているが、軽症で三日程度で治ることが多い。

年齢が低いほど症状は軽いため、感染しても発症しないこともあります。

発疹が出る前に、耳の下や首の後ろが腫れ、発疹が見られます。顔や手足、全身に出ます。咳や鼻水、のどの腫れや痛み、目の充血も見られます。あまり高熱は出ず、37〜38度ぐらいです。発疹は3日程度で消えますが、リンパ節の腫れがおさまるのは、2〜3週間かかることもあります。

腹膜炎

腹膜炎とは

腹膜炎の症状
炎症が一部分であれば腹痛があり、炎症が広がると発熱や嘔吐、冷や汗などの症状をともないます。

腹部が硬くなり、指で押すと強い痛みがあります。

放置しておくとショック状態になり命にかかわります。

包茎

包茎とは

包茎の症状
尿が出にくかったり、亀頭と包皮の間に細菌が繁殖することがあります。

乳幼児は亀頭が包皮に包まれていますが、思春期になると自然と包皮がむけて下がり、亀頭が常に露出した状態になります。しかし、先天的なもので包皮口が狭かったり、癒着しているため、時期がきても包皮がむけず、包皮が下がらないことがあります。これを、真性包茎といいます。

包皮を手で引き下げると亀頭が出る場合を仮性包茎といいます。




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